JAZZ 時々 CINEMA

つれづれなるまま JAZZとCINEMAについて書いてみた

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ハードボイルドの終着点

「グラン トリノ クリント・イーストウッド監督 2008

グラン・トリノとはアメリカのフォードが作っていた車の名前
この映画にはその72年型が象徴的に登場します
72年というのがミソでこの年を境に 
排ガス規制やオイルショックなどで
アメ車が凋落していきます

主人公はフォードでで働いていた ブルーカラー
ポーランドからの移民2世です
架空の都市になっていますが 多分デトロイト
自動車産業の発展と共に多くの白人が労働者となります

WASP(白人 アングロサクソン 清教徒)以外の白人が
保守基盤を作っていくんですね

そう考えると 主人公の考えや生き方は 
今までのアメリカの価値観 アメリカの正義そのものです
しかし 彼は朝鮮戦争に従軍した時
若いアジアの兵隊を殺し
心の痛みとして 引きずっています

そして隣に引っ越してくるのが モン族の家族
モン族というのは東南アジアの少数民族ですが
アメリカがベトナム戦争のときホーチミンルートをたたくため
土地勘のあるモン族の特殊部隊を作り 一緒に軍事行動をします
しかし アメリカ軍の撤退と共にモン族を見捨てます
そのため約20万人が共産軍の報復で殺されます
民族のなんと4分の1 (ちなみにベトナムでのアメリカ軍の犠牲は6万人弱)
その迫害を恐れ一部のモン族がアメリカに渡ります

何故 隣のモン族の一家を主人公が助けるのか
こんな背景を知っているとまた 見かたが違ってきます

数々のハードボイルドな役をやってきた クリント・イーストウッド
あのダーティーハリーの終着点
見事な落とし前のつけ方

一度も弾を発射しない コルトガバメント
ここにこの映画のすべてがあります 必見

gran-torino-movie-01.jpg

ちなみに朝鮮戦争に従軍していたので 主人公が使う銃はM1ガーランドとコルトガバメント

thumb_600_05_px600.jpg









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COMMENT

そういう背景が

こんにちは。

モン族とアメリカという国の因縁、そういう背景が
あったのですね。なるほど、です。勉強になりました。

ウォルトとしての、そしてクリント・イーストウッド
としての、それぞれの人生の「見事な落とし前」の
つけ方でした。

| ぺろんぱ | 2010/03/14 17:05 | URL | ≫ EDIT

色々な意味が

お久しぶりです お元気?
この映画色々な意味で含蓄が深い
クリント・イーストウッドって
年取ってもまったく作品が衰えないですよね
こんな監督いないと思います
信じられません ではまた

| The Lonely One | 2010/03/14 20:23 | URL | ≫ EDIT















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